7月5、6日に訪ねたダブリンでは、夜に少し自由時間があったので、アイリッシュ・パブを覗いてみることにしました。ダブリンの目抜き通りテンプル・バー(Temple Bar)のランドマーク的存在というThe Oliver St. John Gogarty`s(ジ・オリヴァー・セント・ジョン・ゴガティーズ)というパブです。
店内に入ると賑やかなアイリッシュ音楽の生演奏が披露されていました。バンドはおじさん3人組。ガイドブックに載っている、とても目立つ外観からか、観光客が客の大半を占めているように思われていましたが、中には地元の人もいるようで、大声を出して踊り歌いしているのがとても愉快でした。フィドルの音も耳に心地良い。それにしても、なんで星条旗が掲げられているのだろう???アメリカにアイルランド移民が多いのは知っているけれど・・・。
そんなパブの雰囲気を楽しみながら、飲んだのはもちろんギネスビール。ムードに流されているかもしれませんが、やっぱり本場のものは一味も二味も違うような気がしました。コクの深さ、泡のきめ細かさ、クリーミーさ、もう最高です。注ぎ方もそもそも今まで見た方法とは違っていました。一旦グラスいっぱいになるまで注いでから、泡や流動(グラスに注いだ瞬間はビールがグラスの中でぐるぐる回っているようなイメージ)が収まるまで待ち、そしてそこに注ぎ足していく感じなので、注文してから出てくるまで3~5分程度かかります。サントリーかどこかがCMで似たような注ぎ方が良いと言っていたような気がしますが、パブのサーバーでこれだけ長時間掛けて注ぐなんて初めてでした。いやあ・・・、それにしても美味しかった。フードはアイリッシュシチューなるものを注文。豚肉と野菜を煮込んだ至ったシンプルな料理でした。ビールには合うけれど、別に可もなく不可もなく。アイルランドもイギリス同様食については期待できなさそうな印象を受けました。
今度時間があったらパブ巡りをしたい!今回はアイリッシュ・ウィスキーを飲めなかったのも残念。